稲の手刈り(これまたどろどろになってえらいんや)やら鮎河菜の苗作りやらで外にいることが多くてなあ。
あっ、そういえば、鮎河菜っていう特産品は知っとお?
甲賀市の四大特産物やって、横内さん(農協の職員かつ同じ寮の隣人)が言ってた。
ちなみに他の3つは、水口のかんぴょう、下田ナス、杉谷ナス、確か。
今日は、鮎河菜ってどんな菜っ葉なんだろう?って思ってもらいたいから、
あえて完成品は見せずに、おなじみ畑作業、苗作りの様子を紹介するわ。
鮎河菜は、いきなり畑に種をまいてもいいが、
きちんと発芽させて成長してもらうために、セルトレイで苗作りをする。
ちなみに、セルトレイにいる期間は大体1ヶ月くらいで、その後畑に解き放たれる。
まずは、セルトレイをおく台を作る。
地面にそのままトレイを置いておくと虫がついてしまうので、高さを出さなきゃならんらしい。
これも百姓の長年の知恵だね。
土台の準備がととのったら、種植えへ。
セルトレイの中に、栄養たっぷりの培土を入れる。
袋からどさっと土をトレイに出し、手を使ってさぁーっと土をならす。
ふわふわの土と戯れることができてなかなか楽しい。
すりきり分の土が各トレイに入ったら、
次に種を入れるためのスペースをつくるために、【秘密兵器1】ゴリゴリ君を使用する。
水色のものがゴリゴリ君なのだが、側面に突起がずらーっとついていて、
転がすことで一突起一つのトレイにきちんとはまるようになっているすぐれもの。
ゴリゴリ君とセルトレイは相性抜群てことだ。
ゴリゴリ君によって、すりきりあった土の表面が突起分だけへこみ、そこにスペースが出来る。
そここそ、鮎河菜の種ちゃんがおやすみになる、いや育っていく部屋だ。
一部屋一人住むことになるのだが、一人一人入れていくのはつらい。
なんせ、セルトレイは約200枚もあり、一つのトレイに128部屋もあるのだから、計25600人も入れなきゃいけないのだ!
そこで登場するのが、【秘密兵器2】シャカシャカシャンだ。
構造はいたって簡単で、プラスチックの表面にセルトレイの部屋の数だけ小さなくぼみがある。
大量の種をシャカシャカシャンの中に入れて、シャカシャカすることで、
そのくぼみの中に一人ずつ種が入ってくれる。
きちんと入ってくれたことを確認したら、カシャンとプラスチックをずらすことで、
くぼみに入っていた種が下に落ちてくれるというわけだ。
種が各部屋に入ってくれたら、その上からまた培土をかぶせてできあがり!
さっきも言ったように、このトレイを200枚作るのだ。
最初は楽しいが、だんだん腰がえらくなってくる。
結局、初日はまこちゃんと2時間ほど、2日目は1人で2時間ほどやって、200枚終了~
並べられたトレイを見ると気持ちいいねえ。
今後は、朝晩と1日2回スプリンクラーで水やりせなあかん。
川から水をポンプでくみ上げてタンク(上の写真のオレンジの物体)に入れ、
そこからまた機械をつかって引き上げて蒔く。
毎回15分くらいなんやけど、毎日2回となると続けるのはちょっと根気がいる。
これを1ヶ月つづけたら、いよいよ苗を移し替えられるのだ!
また移し替えるときにブログ更新しまーす。
早く鮎河菜の完成品を見せたいな。
最後に、種を植えたのが10日前やから、いまの姿を見せるわ。
よう育っとるわい。
0 件のコメント:
コメントを投稿